テーマ:「中国の多様性を学際的に理解する
―文理融合研究の視点から―」
プログラム
日時:2017年12月1日(金)14:50~18:10
場所:伊都キャンパス・センター1号館第1会議室
第一部:講演
14:50~15:00:主旨説明、講演者紹介:松永典子
15:00~15:20:中国における言語の多様性から学校選択の問題を考える―新疆の事例を中心に―」Reziwan ABULIMITIリズワン・アブリミティ(新疆大学政治与公共管理学院・准教授/大阪大学人間科学研究科・日本学術振興会外国人招へい研究者)
15:20~15:40:「昆虫相から見た中国の生物多様性」荒谷邦雄(九州大学大学院比較社会文化研究院/大学院地球社会統合科学府・教授)
15:40~16:00:「考古、歴史的観点から中国の多様性を考える―中国・ベトナム地域を跨ぐ歴史的世界―」俵寛司(長崎国際大学大学院人間社会科学研究科・准教授)
16:00~16:20:「『漢化』から考える中国の文化的多様性共存」長谷千代子(九州大学大学院比較社会文化研究院/大学院地球社会統合科学府・准教授)
第二部:パネルディスカッション
司会:施 光恒
16:40~17:10
①
全体でのディスカッション
17:10~17:50
②
グループごとのディスカッション
17:50~18:10
③全体での報告、ディスカッション、ふりかえり
●趣旨説明
比較文化研究においても、従来、「日中比較」「中米比較」など、国を単位とした比較研究はなされているが、中国内の様々な面での多様性を理解しようとする研究は不足している。本ワークショップでは、中国国内の民族的多様性や地勢的多様性を背景とした言語、宗教、教育、考古、歴史、生物といった様々な面での多様性について学際的に理解を深め、地球社会統合科学府における「多様性共存」を軸とした文理融合研究の新たな展開を検討する。このために、言語・教育学、生物多様性学、考古・歴史学、文化人類学といった各分野の精鋭の研究者に、各分野における「中国の多様性」をテーマにした報告をしてもらい、報告をもとに学生を交えた参加者間での議論を深める。
●地球社会統合科学府 基礎科目「統合学際研究法」(・半日企画(3時間以上) 0.25単位)として申請済み。履修登録希望者は大学院係で事前に手続きをしてください。
おかげさまで本ワークショップは無事、終了しました。